平成17年10月1日に高島郡森林組合と朽木村森林組合が合併して高島市内一円をエリアとした高島市森林組合 が発足しました。高島市森林組合の管内民有林面積は、約32,205haで、この内人工林が約14,810haとなっています。間伐などの保育作業が必要 とされる9齢級以下が75%を占めますが、10年後には利用可能となる10齢級以上の人工林の割合は、約50%となる状況です。
平成21年度には、高島地域産材活用を目的に高島市内の林家、森林組合、素材生産者、製材 所、設計事務所、工務店が一体となる「高島の木の家づくりネットワーク」が発足しました。高島市森林組合も発足当時より積極的にネットワークの一員として 高島市内の地域山林から木材を供給するようになりました。
高島地域は気温が低く多雪地帯であるため、材の年輪が細かく強度も高いところが特徴であり、その特徴を最大に活かした高島産材のブランド化を目指しています。
昭和34年から続いている当組合の木材市向けの材として地域の良質材を集めて、製品にする材、ベニア材用に出荷仕分けを行い製品については天然乾燥してストックヤードで保管、販売するようにしています。
また、森林所有者の負担の無い森林整備や、作業路の開設を進めて間伐材の搬出コスト削減を図りながら森林所有者への利益還元も行っています。